託宣の地

かつて、商会黒豚亭の先輩であるドアラさんに、東地中海遺跡ツアーとして連れて行ってもらったところを、アナとともに再訪してまわっているが、その最終地となったのが、アテネ郊外にあるデルフォイであった。
ジェノヴァから、シラクサを経由してアテネへ。北海からずっと持ち続けであった高級家具は、赤字のまま諦めてアテネで売却し、ボノはオークモスが105%だよと喜びながら買い付け、アナはアナで古美術品がまあまあじゃないかと買い付ける。その後、ぽつぽつと情報を集めて、アテネの郊外へ。
ぐるぐると奥地への入り口を探しながらさまよいつつ、ギリシャムーンズの襲撃は応用剣術あげの好機と思って嬉々として対応する。そうした中で、どうにかフォキス地方に到達して、デルフォイを発見。
明日か明後日あたりに、商会で衣装を揃えるために山羊毛が必要とのことで、サッサリ付近にいるのが望ましい感じだったので、帰路向けとして「ダ・ヴィンチの祭壇画」のクエストを受ける。けっこう微妙な心持なのが、ほんのひと時の戯れで取った美術スキルで、ボノがカードはないものの一度このあたりまでは発見している、ということであろうか。そういえば、美術クエは一時期はまっていたなあ、とか思いながら、それでも当時は東地中海も安全ではなくて、びくびくしながらこのクエを引きに来たのだよなあ、と思い出す。今は平和でなによりだが。