調理あげ・続き

navigador2007-08-07

鶏丸焼きニンニク詰めを作り続けてはや幾年……いや、幾年はないよな。とりあえず、煮詰まって、いや焼き詰まってきたので、少し気分転換をしようか、と思いつつ今までずーっと面倒で受けていなかったシャンポリオン*1なクエスト「古代エジプト語の研究」*2を受けた。
ひさびさの冒険者エストが愉しいのなんのって、やっぱり生産はそこそこで、基本は冒険者エストなのだなあと実感するクエストだった。以下、ネタばれ含みで少し。

セビリアの学者 古代エジプト語は3種類?
私たちの知る古代エジプト語はまだ完全なものではありません。私の研究では、どうやら古代エジプトの文字は3種類あったようなのです。
研究を進めるにはまだまだ資料が足りません。どうか資料を探してきてください。文献を探るならアテネに寄るといいでしょう。

セビリアの学者との話で出てくる「古代エジプト語は3種」というのは、デモティック(民衆文字)、ヒエラティック(神官文字)、ヒエログリフ(神聖文字)の3種類のことかな。デモティックは通常書くようの簡略化されたもので、アルファベットみたいに象形文字がかなり崩れて記号化したようなものだったと思う。ヒエラティックヒエログリフはより装飾的要素が強いのだけれども、たしかヒエラティックヒエログリフは書く媒体というか、素材が違ったはず。それで、ロゼッタ・ストーンには媒体によっても双方排他的な関係にあるヒエラティックヒエログリフは片方だけが載り、簡略化されたデモティックと、そして書かれた当時の支配者階層がギリシア系のプトレマイオス王朝であったため、ギリシア文字が書かれる、ということになったのだったと思う。

アテネ書庫の考古学の本 プトレマイオス朝の言語
古代エジプトではギリシャ語が使われていた。
プトレマイオス朝では公用語として使われていたようである。

アテネの学者 ギリシャ文字使用の裏付け
プトレマイオス朝は、マケドニアアレクサンドロス大王が逝去した際に、後継者争いで領土分裂し興った国ですからね。ギリシャ文字を使っていたというのは当然でしょう。これ以上の情報は、カイロへ行って得た方がいいでしょう。

続いて、アテネの学者のところで考古学の本を読むと、今触れたばかりだけれども、ギリシアプトレマイオス王朝のことがわかり、さらに学者に話すことでディアドコイ戦争のことがわかる。ディアドコイ戦争のことは、「後継者戦争」=デメトリオスの鎧クエで出てくるけれども、アレクサンドロス3世(いわゆるアレクサンドロス大王)の部将プトレマイオスがエジプトに勢力をもって出来たのが、クレオパトラ7世まで続くプトレマイオス朝なので、まあ広義のギリシア人、細かく言うとマケドニア系王朝ってことになるのかな?

カイロの休憩所主人 石碑のかけら
この街の対岸で、文字みたいなものを刻んである石がよく見つかるよ。中にはギリシャ語で書いてあるものもある。同じことを違う言葉で書いてあるのなら、解読もできるだろうな。
街の役人なら字が読めるから多少のことは知っているかもしれないな。

カイロの街役人 有力情報
ふむ…。確実だと断言はできないがプトレマイオス朝の遺物がよく発掘される場所を調べてみたらどうだ?プトレマイオス朝ギリシャが使われていた。しかしここはエジプトだ。必ず土地の言葉も使われていたはずだ。場所については出航所役人に聞くとよい。

カイロの出航所役人 カイロ対岸を探索せよ
プトレマイオス朝の時代はアレクサンドリアが非常に発展しました。
アレクサンドリアでの遺物の報告は多数あります。
この街の対岸に上陸できる場所がありますので、そこから探索をしてみてはいかがでしょうか?

そして、カイロの休憩所でロゼッタ・ストーンらしきものの存在について触れられ、さらに街役人、出港所役人から対岸の上陸地点(ここがアレクサンドリアの遺物が出てくるところになるらしい)で探索、と言われる。
ということで、無事ロゼッタ・ストーンを発見することに成功。ロゼッタストーン発見の写真ともう一枚は解読者シャンポリオンの像。
その後、実は東地中海に来たもう一つの目的であったファマガスタ郊外での果実拾いに勤しんでセビリアに帰国。調理ランクがあがったら、ラストスパート目指して牛肉ライムを作ろう。

*1:Jean François Champollion言わずと知れたロゼッタ石からヒエログリフを解読したフランスの考古学者。ナポレオンの軍隊が持ち帰った、ロゼッタ近郊で発見されたギリシア文字・デモティック・ヒエログリフの3種類の文字で書かれた碑文から、ヒエログリフを解読したことから、エジプト学の父と呼ばれる人物。ちなみに、3種の文字を克明に覚えているのは、今をさかのぼること十年近く前に世界史の受験問題でこの3種の文字が出たからw恐るべし!受験!

*2:セビリア冒険者エスト 探索4 考古学6 スペイン語 ギリシア語 報酬:112,000D カイロ対岸