美術クエストの元ネタ探索(1)

「画期的な絵画技法」→「ゴルゴダの丘

マンテーニャ「キリストの磔刑」
アンドレア・マンテーニャの『キリストの磔刑(Crocifissione, 1455-1459?)』。
この当時はヴェローナのサン・ゼーノ聖堂にあったものと思われる。ヴェローナジェノヴァあたりが近いのではないかな……やはり、クエスト的地理感覚でゆくと、ローマの外港オスティアくらいは欲しいかな、上陸地点でもいいんだけれども。フィレンツェは実際のところ、外港はピサだったから、あの辺りにもフィレンツェを代表するものがあるといいなあ。*1
マンテーニャというと、やはり遠近法を駆使した画風と、妙にごつごつとした質感のキリスト、というイメージがあって、フィレンツェのブレラ美術館にある「死せるキリスト」がその最も特徴的な作品かなー、という気がする。

「教会の宗教画の地図」→「聖母戴冠」

フラ・アンジェリコ「聖母戴冠」
フラ・アンジェリコの『聖母戴冠(Incoronazione della Vergine, 1434-1435)』。
フィエゾーレのサン・ドメニコ聖堂にあった三枚の祭壇画の一つ。上記の『キリストの磔刑』と共に、ナポレオン軍に持ち去られて今はルーブル美術館蔵。*2
フラ・アンジェリコのタッチはものすごく柔らかく、暖かい感じで、結構特徴的な感じがする。