ハットゥシャと鬼畜商

続いて、チュニスから東地中海方面へと進まなければならない。ほとんどすごろくの気分である。
どうにかせんとなあ、と思いつつ、何度か依頼斡旋状をめくりつつ、「ヒッタイトの古文書」*1を引き当てる。
目指す地ファマガスタ対岸の地が目的地ではあるのだが、商会メンバーに聞いたら大海戦はガンディアをめぐる戦いだというではないか。(ほとんど気分は隠者である)つまりは戦場は東地中海。非国民的イスパニアンであるところのフェデリコにとっては、厄介なところで戦いがあるものだ、という気分になる。
ついでに商会の人たちと話をしていたら、「家畜商」という職業が次から出てくるようだ。昨日、カルディナさんが!とか言っていた私としては嬉しい限りではあるが、といってあまり高レベルを要求されても困ってしまうのだよなあ、とか話をしていた。家畜取引・食料品取引あたりはまあ入っているのだろうが、そのほかなんだろうか、調理はあるよなあ、とかそんな話をする中で、家畜商はいやいや、南方の珍しい動物を捕まえては売りさばいてレッドデータを更新してにまにまする悪名高き職業なのだ、とか言いだしたやつがいた。いや、それは私だけれども。まあ、そんなわけで、鬼畜の如き家畜商なのであろう。
ついでにいうと、「ソムリエ」もまた非常に心惹かれる。酒類取引だけでなく、工芸と調理あたりが使える簡易パティシエくらいの位置づけだといいなあ、と思うのだが。
さて、そんなたわごとを言っているうちに、アテネに到着。とりあえずはここからネタばれで。
今回は「ヒッタイト」の法典ということで、やや歴史的にはマイナーどころ、かな。ヒッタイトというと、印欧語族の国が三つ(ヒッタイト・カッシート・ミタンニ)できていたメソポタミアの分裂期の国で、鉄器の使用、くらいしか知らないのが私の知識的現状。

アテネの学者 ヒッタイトの版図
ヒッタイトの古文書なら、ヒッタイトの版図だった土地で調査するしかありませんね。相当するのは、ベイルートから北の半島中央部です。
ベイルートで、石板や粘土板が出土する場所を知っている人を探しだせれば、確実でしょう。

うーん、ヒッタイトの版図の大部分はアナトリア半島ベイルートというよりは、実際のところは黒海南岸って感じだろうけれども、まあ危険海域に行きたくはないので、ベイルートでよしとしたい^^

ベイルートの旅の学者 不可解な粘土板
粘土板なら、この街の郊外で何枚か見つけましたよ。楔形文字で書かれていました。でも、私には解読できない言語でして…。
古代ペルシャ語ならわかるんですけどね。どこの文明のものだろう…。もしあなたが解読できるなら、場所をお教えしますよ。

ということで、情報を得て、ベイルート門外で発見するのだけれども、「ヒッタイト法典」ってかなりマイナーな気がするのだけれども。一応、ヒッタイト古王国の王(考え方によっては、中王国の始祖的な存在ともいえる)テリピヌという王の時代に編纂された法典らしいのだけれども……。ちなみに、ヒッタイト王国では楔形文字のほかに聖刻文字というのを使っていたみたい。

*1:チュニス冒険者エスト ☆×7 探索R5 考古学R7 トルコ語 報酬:142,000D+古代の法典