帰国

反省

〈言葉〉

今回の旅行でまず最大の反省点はスペイン語をこれっぽっちも知らない状態でイスパニアに来た、ということだろうか。最初のうちは、「ここまでわからないとは」とちょっと絶望した。もちろん、旅行は続けられるし、生きてけないことはないのだけれども、メニューが読めないというのは困る。あと、ちょっとした会話というか、お願い、これも出来ないと辛い。
その点で、とくに「お勘定をお願いします」という言葉が混乱しやすかった。これ、国境またぐとよく混乱するのだけれども、割と国によって違うのがこの言葉。フランス語はL'addition, s'il vou ples.で、スペイン語だとLa cuenta, por favor.なのだが、これにイタリア語が頭の中で勝手に混ざる。Il conto, per favore.である。スペイン語に妙に近いというか、多分同系統の言葉なんだろうけれども、それ故間違いやすい。ポル・ファヴォルも何度ペル・ファヴォーレと言ったか。挨拶も、何度もブエノス・ディアスBuenos diasがスムーズに出てこなかったし。これはちょっと考えるべき。
〈日程というか旅程〉

言葉とも関係するのだけれども、スペイン語がわからないのにイスパニア国内の旅程が半分以上っていうのも、バランスを欠いた。フランスは正味三日間しかいなかったわけだし。もう少し旅程はじっくり考えるべきだったかも。何より、移動の面倒さから別の街に行く、という行動をあまり取れなかった都市(ボルドーサラゴサバルセロナ)があったわけで、少し考えるべきだったか。
〈本〉

持ってきた本が途中で切れそうになる、という、ある種恐ろしい事態。出発の直前、本棚に戻したあの本、あれを持っていれば……などと悔やんでもしかたない。ちょっと多いくらいのほうがよいのだ。
〈仕事〉

結局、今年もまた出来なかったのである。所詮、仕事と旅行を両立させ、さらにサイト更新、などという夢のようなことを考えるだけ無駄。
〈英語〉

英語ももう少し勉強しておくべきであった。何より、まさかの英語でサイト更新をすることになってしまったため、自分の英語の出来なさ加減が露呈されたうえ、英和辞書の一冊も旅行に持ってゆかないアバウトさ加減も露呈。せめて、小さな辞書くらい持ってゆこう。